遷り変わる佐賀の田園 本文へジャンプ
絵の紹介


作者:馬場 範雪氏(前九州農政局北部九州土地改良調査管理事務所所長)

  作者の馬場さんによると、河童は今も生きているのかなという思いで描いたとのことです。
左から河童の住んでいた時代、まだ田んぼの形もいびつで湿田、川は氾濫をおこし、河童が暴れて農業や生活に大きな被害を与えていました。
 その後、今から約400年前江戸時代の成富兵庫茂安公(絵中央のお侍)は、洪水から田んぼや家を守る堰や渇水時を克服するため用水路・クリーク等を沢山作り、その仕組みは今でも使われています。
 そして、絵の右側は現代の佐賀です。田んぼや用水路は更にきれいに整備され、河童には勝ちました。しかし、我々は河童も住める環境を大切にしているでしょうか?
 歴史ある佐賀の農地・水・環境を今一度見つめ、豊かな地域資源を未来にどう継いでいくか、みんなで考えていきましょう。