佐賀県農地・水多面的機能推進協議会
 

活動の紹介

共同活動の紹介

 

二俣自然環境保全会(共同活動)

 
二俣地区 佐賀県武雄市 PDFダウンロード:(504KB)
活動組織事例集(武雄市 二俣)
 
地域の状況
二俣地区は、町一番の良質米の産地で、武雄北方インター近くで国道498号線が通り、交通アクセスの良い立地条件に恵まれていますが、洪水の常襲地帯であり、冠水による水田、農道への汚泥、流木の堆積、又、近年は交通量の増加で塵のポイ捨て等で環境悪化の課題が有る地区であります。
 
 

活動概要

基礎活動

当地区は、洪水常襲地帯であり、冠水後の農道、畦道への汚泥、流木等の堆積を極力少なくする為には、こまめな水路管理が必要であり、幹線水路、排水路の除草作業活動は半年で4回も実施しております。又、水路の流れを良くする為、写真と同様な補修、修繕作業活動を5ケ所実施しました。写真は幹線水路の護岸除草作業と、中間水路の水路確保の為の活動を行った際のものです。
活動参加人員は延べ50人で総作業時間は221時間となりました。この他にもパイプラインの点検活動揚・ 配水機の機能点検、補修を年6回実施しました。小さな地区ですが、総活動回数は33回、総延べ人275人で、総活動時間は872時間となりました。 まだまだ改善、補修個所は多いですが、これらの活 動を通して、地域の実態を再認識ができた事に加えて、 住民の改善意識が高まり、補修用の道具や工具を持っている人が持寄るなど、積極的な活動に繋がってきたと 思っております。

農地・水向上活動

当地区は町の最下流域に位置する為、落水による川底・護岸の浸蝕が激しく、その為に日頃から、こまめな点検と早めの補修作業活動が必要で、洪水時、板橋樋門からの排水機稼動にも影響を及ぼしますので、梅雨前には頻繁に点検確認、補修を実施しています。
また近年は、ジャンボタニシが急増し、水田への影響も著しく、生態系への影響も出ている中、県下一斉の美化活動日に区員総出による網での捕獲作戦を行うなど、駆除活動も実施しております。添付しております写真は、洪水後の農道への堆積物除去作業活動と、幹線水路護岸壁落下補修及び付着した藻等の除去作業活動を実施した際のものです。この他にも、汚泥上げ活動等を実施し、総延べ人員は73人で、総活動時間は399時間となりました。活動を通して、重機を使用する大掛かりな工事が数箇所残る課題が有りますが、それ以上に、子供から大人まて区員全員参加の活動意識が芽生え、行動に繋がる成果を得ることが出来ました。

農村環境向上活動

夏休みは、ラジオ体操の後に子供達による散水作業を行い、花壇の維持管理も行いました。近年は外で遊ぶ行動が少なくなり、子供達同士でも会う機会が少なく なる中、この様な活動を通して仲間意識を向上させ、親子のコミュニケーションも図られてきたと思います。
又、育成会(こども会)で生態系保全計画を策定させ、地域の河川、水田の生物生息実態調査を行い、外来種(ブラックバス、ブルーギル等)が多く、真フナ等、日本古来の魚が激減している事がわかりました。
この他にも、婦人会、老人会を基軸に農道、側道の清掃活動、氏神様、集会場付近の除草・清掃活動を毎月実施しております。これらの活動における、総活動回数は20回で、総活動延べ人員は152人で、総活動時間は251時間となりました。少子化の課題はありますが、子供達が活動を通して郷土愛を持ち、大人達は環境保全活動を活性化させて将来に自然豊な二俣地域を残せる様にしたいものです。

活動概要

少子化、高齢化が進む中、私たち、区員は、みどり豊かな自然と、有明海に注ぐ流域に位置する二俣区を、将来まで、恵み豊かな環境を享受できるよう、この事業を足掛かりとし、区員が共通認識を持ち、活動計画に基づき実践・行動に努めたいと思います。具体的には、維持管理活動を基本とし、機能診断からの課題を改善活動に繋げて、改善後の維持方法を、各組織の役割として構築したいと思います。
活動の紹介
農地維持活動の紹介
資源向上(共同)活動の紹介
資源向上(長寿命化)活動の
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