多面的機能支払に係る活動作業時の安全確保について

 今般、九州管内の活動組織において、水路法面の草刈時に死亡事故が発生しております。
つきましては、県内においてこのような事故を未然に防ぐため、活動組織の皆様は作業時には以下の事項に十分注意されるようにお願いします。

・斜面や高所での作業は危険を伴うため、無理をせず、作業可能な範囲で実施すること。

・草刈りや土砂・泥上げ作業等の活動を実施する際には、必ず複数の者で行うこと。また、作業途中での状況確認や作業への集中力持続等のためにも休憩時間を確保すること。

・活動作業前には、役員や作業統括者が当日の作業時の注意点等の連絡・確認を参加者全員に行うこと。

・活動参加の作業者は、肌を露出しないように長袖・長ズボンの作業着を着用し、防護メガネや防護手袋等を使用すること。さらに、作業内容によっては、工事ヘルメット、安全靴の着用を行うとともに、専門技術を持った方の指導・監督の上実施すること。

・深みのある水路の近くで作業を実施する際は水位を下げることや、高所な法面での作業個所では安全帯着用や安全ロープ・手すりの実施など、安全性の確保に努めること。

・活動を行う前に、必ず保険に入ってください(多面的機能支払交付金の対象となります)。

                              

◆ 事 故 概 要 ◆
(現地の状況)
・作業場所は保全管理対象路線の排水路。
 草丈の高さは、高いところで2mくらいで、かなり密集していた。

(事故の経緯)
・午前8時に集合し、5名で草刈り作業を開始(3名が草刈機、2名が水路の草上げを実施)。

・排水路沿いを3名の草刈機の方が先に立ち、間隔を空けて作業、その後方を2名(うち1名が被災者)が草上げ作業を行っていた。

・最後尾の被災者が突然いなくなったことに、草上げ作業者の残り1名が気づいた。

・被災者が前方の農道から現れ、そのまま草刈機作業者(当事者)の前に近づき、当事者は前方から人が近づいてくることに、気づいていなかった。

・当事者の草刈機の刃が、被災者の左足膝裏に当たり負傷。

・近隣の体育館で応急処置後、市民病院から医大へ搬送。のち死亡。

 
 【参考】

 多面的機能支払の活動中の事故事例(平成27年度)

 多面的機能支払 安全のしおり

     
             


 
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